障碍者雇用まず採用されない

どうもおはようございます。Qたろうです。

 

先日お話した障碍者雇用について自分が得た実感をお話します。

 

結論:1)競争率が高すぎてまず採用されない

 

   2)元営業職が採用される仕事はない

 

   3)正社員の職はまずない。契約社員、アルバイトが主。

 

ではそれぞれについて話していきます。

 

1)競争率が高すぎてまず採用されない

 

 障碍者雇用では結構開催されているのが、合同面接会なんですが、出席企業も100社近いのですが、参加者が大体1000人超えます。だからどこも結構なスペースの大会場を押さえるのですがすぐに満杯状態になります。

 

 私はまずこの人数にめまいがしました。参加者は身体障碍の方もいらっしゃいましたが圧倒的に精神障害の方が占めてました。改めて日本が抱えている問題を目の当たりにします。

 

おそらく一般職の面接会よりも人数は多いと思います。

 

それだけに競争率は必然的に上がります。応募者が数十人に対して採用予定が1、2名なんですから、もうそれだけで萎えますね。とにかく障碍者の就職は鬼厳しいです。

 

2)元営業職が採用される仕事はない

 

 これは単純で障碍者雇用を検討している企業の大半が職種を事務職に求めているということです。おそらく95%が事務職です。ほかに数社、技術職を見かけることはありましたが、稀です。

 

事務職もかなりハードな仕事だと思いますが、企業側からすると一番負荷がかからない仕事でしかも補助的な、というつもりなんでしょう。いずれにしても与えられる仕事はおそらく差しさわりのないものと思います。

 

それでも皆さんPCスキルは高いので、そこでも競争はきついです。

 

というわけで、そこに中高年の営業職しか経験のない精神障碍者が割って入れるわけがないのです。本当は、営業で精神をやられ仕事が続けられなくなった人、特に中高年層は絶対に多いはずなのに、障碍者枠の方でさえ弾かれるのが現実なのです。

 

3)正社員の職はまずない。

 

再三お話しましたが、仮に採用されたとしても正社員の職は稀です。決してないわけではありませんが、給与明細を見るとその金額の安さに愕然とするはずです。

 

おそらく15,16万円くらいでしょう。もちろん手取りではなくて額面です。そこから社会保険やら所得税やら年金やら引かれるので、手取りは12万円前後と思います。

 

これで養えますか?って話です。勿論無理です。私の場合は机上の計算でしたが、障害年金をもらって、妻のパートがあって、息子が仕事をして、なんとか。。。でありましたが、普通はまあ無理でしょう。

 

しかもそれは正社員だからまだ保険だの年金だのという話が出来るのであって、障碍者雇用はほとんどが契約社員かアルバイトです。つまり企業としてはそこまで面倒を見る気はないよ、ということです。

 

じゃあ誰が面倒をみるか。家族です。

 

つまり障碍者雇用とは、それで家族を養ったり支えたりする仕事に就くことではなく、まず経済力のある家族に支えられながら、お小遣い程度の労働を、出来る範囲でやる、というのがモデルになると思います。

 

以上のことで私はどれにも当てはまらず、障碍者雇用をあきらめざるを得ませんでした。二次面接までいった企業もあったのですが。。。

 

まあ仮に採用されたとしても、家計を支えられないので遅かれ早かれ辞めていたかもしれませんね。

 

私は障害をもっていても、働いて家族を養わなければならない。

 

それが大前提なので、もともと障碍者雇用を考えて、行動しただけ無駄だったかもしれません。

 

でもこういう経験はそれはそれで貴重だったともいえますね。

 

私の経験をご参考にして頂ける方がいらっしゃれば、この記事も報われるというものです。

 

私は障碍者雇用の道も閉ざされたわけですが、それでもなんとかしなければなりません。

 

その話についてはまた次回にでも。

 

では。