要注意。人材会社経由の就職
どうもこんにちは。Qたろうです。
前回の話で私は人材会社経由で再就職を果たしました。
前の会社を退職してから4か月で再就職が出来たのでまあまあじゃないかと思います。
もちろんそれなりに苦労しましたが、とにかく自分の希望していた業界に戻れた喜びでいっぱいでした。活躍してやると息巻いてはいませんでしたが、やれるだろうという自信はありました。
しかしながらそうはうまくいかないのが世の常なんですね。
人材会社経由で就職するというのは、ある意味保証された人材を会社に送り込むことです。そこで契約をして会社は決して安くない契約金を人材会社に支払うわけですから、採用された人材には相当の要求をしてきます。そのために人材会社を使ったわけですから。
要は誰でもいいというわけではないということ。
私のような中高年が採用されたのは、私のキャリアが期待できそうだということと、その会社が若手を育成するだけの余裕がなかったこと。まさに即戦力を望んでいたのです。
それについては異論はなく望むところという自負はありました。
条件も通勤時間一時間弱、給与も前の会社よりも100万円アップ。しかも知っている業界と言うことはありません。
気持ちは上がっていましたね。
ですがそれ以上に向こうの要求がハードでした。
ノートパソコンを持たされ、お客さんとの打ち合わせレポートを即提出、そこでちょっとした言い回しや言葉が違うと即却下。出来るまで何度もやり直し。スケジュールを常に管理され、報告。極端な話5分ごとに報告。週末週報を出すのですが、ここも同じくちょっとしたことでやり直し。上司は土日の休みも仕事するモーレツ社員でしたが、私たち部下には要求しないものの、常にパソコンを持っている状態ですから、土日に連絡が来ると対応せざるをえません。よって結果休みなし。
祝日は出勤の会社でしたので、そういう日は会議と勉強会。
私はその上司と折り合いが悪く、その異常な仕事のペースについていけませんでした。
しかも5分ごとに電話がかかってくる。
これが人材会社経由で入社した社員の現実です。
とにかく容赦がない。余裕を与えない。常にこちらの能力以上の要求をしてくる。
このへんはリクナビやハロワではない光景です。
かなりの対応力を要求されます。今にして思えば、それほどでもないのですが当時は前職よりも給与もアップしてるし頑張らないとと、アップアップしながら付いていきましたが、そんな状況がいつまでも続くはずがなく、だんだん頭が疲れて置いていかれるようになりました。
また精神疾患の兆候が出てきた時点で、これはだめかもしれないと思いました。
会社のあと、メンタルクリニックに直行していましたからね。
体調を崩してそれでもなんとか会社には行っていたのですが、仕事が出来ずに早退する日々が増えました。
再就職して半年。
私は解雇されました。
クビになるときは簡単です。
今度こそ私は路頭に迷うはめになりました。
結局は自分のふがいなさを思い知ることになったわけですが、一方で人材会社のシビアさも知りました。
人材会社経由の就職は一段ハードルが高いことを知っておいてください。
人材会社はいわゆるスカウトと同じなので、競争相手はいません。対象は自分一人だけです。それだけ相手もシビアに検討します。
入った後も自分の予想以上の要求が普通にきます。それを覚悟してください。
彼らに育成するとか人間関係の構築をするとかの時間を与える考えはありません。
本当に即戦力。その場で戦力になる人材を求め、そういう人材を送り込もうとします。
それが人材会社です。
人材会社については本当に慎重に検討しましょう。
お互いに後々不幸にならないために。