結局は人の縁

どうもおはようございます。Qたろうです。

 

前回の話の続きです。

 

夏のある日、私はいつものようにバイトに行くためバスを待っていました。

 

とそこへ一本のEメールが。

 

「ご無沙汰しています。お元気ですか」

 

それは以前勤めていた会社の総務の方からでした。

 

突然のメールだったので状況が把握できませんでしたが、その会社はメンタルをやられて辞めたので、あまりいい思い出はありませんでした。ですので、差しさわりのない返信をして終わらせようとしました。

 

ですが、毎日のようにメールが来るのでちょっと考えました。内容は体調と今の私の現況について聞いてきます。

 

これはもしかすると復職の誘いなのではないか?

 

だとすると、これはチャンスではありました。

 

しかし、辞めたときの経緯が良くなかったし、私自身もそこの会社の仕事にはアレルギーがあったので、身構えました。

 

案の定、電話で話した内容は戻ってきてほしいとのことでした。

 

なぜかというと営業マンが一人来月で辞めることになり、新規で募集したいが仕事の内容が特殊なので、少しでもキャリアのある私に白羽の矢が立ったのです。

 

私は即答を避けました。家族と相談しました。

 

家族はもちろん賛成で、妻からこんなチャンスはもうないからぜひ受けなさいと言われました。

 

確かに正社員の話は魅力的でした。その会社を2年前に辞めてから今日まで、いろんな苦労を家族にかけてきましたし、また社会の壮絶な厳しさも味わいました。

 

ですが、その会社で私はそれ以上の苦労をし、病んでいました。

 

また繰り返されるのかと思うとちょっと気が重い。

 

ですが、条件として手取り25万以上、在宅勤務で通勤の苦しみからは解放。

 

何よりフリーターから脱出できるのは大きかったです。

 

考えに考えて私はその会社に復帰することにしました。

 

それが8月。

 

それが今勤めている会社です。

 

こうしてみると就職、という観点でいくと就職サイト、ハローワーク、人材会社といろいろトライしてきましたが、縁故、というやつが最強でしたね。特に中高年の再就職には。

 

会社に在籍していたころからお客さんなど、つてを大事していればそこから紹介してもらって、っていう方法が一番固かったようにも思います。

 

とはいえ中高年の誰もがそういうつてを持っているわけではありません。だからこればっかりは運の要素がついて回ります。

 

最近読んだあるコラムで仕事は運だと言っている方がいました。仕事も就職も、全てほとんどが運に左右される、むしろ自分の実力と思っている人は考えを改めたほうが良いとも。運には抗えません。とても腑に落ちました。

 

今私が会社や仕事と向き合うのに、一番大事にしているのはとにかく体調第一。

 

無理をしないこと。

 

自分が体調を崩し、会社や仕事を休んでも会社は回る。

 

会社と適度に距離を取る。

 

私がなぜこんなスタンスを取ろうとしているのかというと、前にその会社で失敗しているから。私の今の目標は適度に自分の出来る範囲で仕事をして、できそうもないことは諦める。

 

周囲の目を気にしない。そういう意味では在宅勤務は快適です。ときどき電話がかかってくるのが嫌ですが。

 

まあ人生何が起きるかわかりません。

 

これからもいろんなことが起きるでしょう。

 

適当にやり過ごしたいと思います。

 

では。